ツンデレミケちゃん【譲渡済】
運営メンバーが焼き鳥の屋台を見上げてる小柄なミケのねこに出会いました。
その子はしっぽを上げてにゃあにゃあと近づいてくるんですが、近づいたら猫パンチ!
最初の印象はとても触れそうな感じでもなく、
遠くにいても姿が見えると走ってくるため車にひかれそうで怖くて、心配していました。
捕獲を考えていた所、みるみるお腹が大きくなり、ミケはすでに妊娠していました。
お腹の子を産ませるべきか、おろすべきか。
運営の中でも意見が割れる問題です。
ですが、仕事をしながら地域猫のお世話活動しており、家にはすでにたくさんの子を抱えています。
子猫のお世話をする時間も譲渡するまでの経済的余裕もありません。
ミルクボランティアさんも手いっぱいです。
保護したメンバーは辛い決断をしました。
猫に不妊去勢手術さえしていれば、捨てたり逃したりしなければ、こんな不幸な猫を増やさずにすむんです。
ミケには温かい寝床に美味しいご飯も食べて幸せになってほしい。リリースせずに里親募集をすることになりました。
他の子たちもいるためミケはケージに入り、別の部屋で過ごしました。他の猫や人に慣れさせるためケージに入れた状態で対面してみても唸り威嚇しまくり・・・しかし保護したメンバーには物凄くあまえん坊。膝にのってきたり、
とにかくまだ遊びたい盛り、
他の人を見ただけで唸るため譲渡会は厳しい。
たとえ譲渡したところで、加減がわからず、譲渡先では凶暴に見えるかもしれない。もしかすると飼えないと返されるかもしれない。
そうなるとミケが辛くなるのではないか・・・。
里親探しを諦めかけていました。
するとネットで掲載していた募集に応募がありました。
「今暮している猫ちゃんが甘えるタイプではないので甘えてくれる猫ちゃんも迎えたい」と。
保護したメンバーはすぐに会いに行き、ミケのことを隠さずお話ししました。
応募してくださったご家族はすべて受け入れてくださり、トライアル開始。
訪問時は恐ろしく唸っていたものの、途中から抱っこできるようになり良い雰囲気に。
奥様も専業主婦でお家にいる時間が長く、寂しがり屋なミケには幸せな環境でした。
幸せそうなミケの写真。
先住猫さんともバランスよく生活できているようです。
保護メンバーが諦めずに向き合ってくれたおかげで本当に素敵なご家族と出会えました。
そして、受け入れてくださった心優しいご家族にも感謝です。
ミケ、温かい家族と末永くお幸せに。